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左頬手術・体表腫瘤切除、歯石取り(日帰り)

今回ご紹介させていただくのは、11歳の柴犬の男の子です。三重県からご来院されました。ご来院されたときは左頬より多量に出血しておりました。

かかりつけの病院で診察してもらい、左側の頬が腫れていることで口の腫瘍だといわれてどうするか悩まれていました。

そして、当院のことを三重県で以前当院で手術を受けられた方から紹介され、セカンドオピニオンとしてご来院されました。

 

診察してみると、どうやら口の中から発生している腫瘍ではなく、頬の皮膚の病変とわかりました。

実際には麻酔をかけて口の中も外も精査する必要があったため、予定を立てました。

 

実際に麻酔をかけてみると、口腔内は何もなく歯石がついているだけでした。

頬の皮膚は手術前にひっかいて出血が見られましたが、腫れており、その一部分が炎症をおこししこりのようになっていました。

 

今回は、炭酸ガスレーザーでしこりを切除して病理検査で確定診断をすることになりました。

 

レーザーで手術をすることで、このような炎症があって出血が多い場合でも安心して出血をなくしながら手術が可能となります。

 

無事に手術が終わり、覚醒も速やかでその日のうちに遠い自宅まで帰ることができました。

 

術後の傷の腫れや炎症もなく、食欲も旺盛で順調で回復していてほっとしました。