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悪性腫瘍による断脚手術(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは、3才のバーニーズの女の子です。

1年ほど前、脇あたりにしこりができ手術したそうですが病理検査の結果悪性の腫瘍だったそうです。

また同じ場所にしこりができ始め、痛そうに鳴いたり歩くときにびっこをひくとご来院されました。

診察させていただくと、やはり脇の下あたりにしこりが大きくはびこり腫れてしまっていました。

飼い主様の意向で足はなるべく残したいとの事でしたので、まず緩和治療として腫瘍部分だけを切除する手術を行いました。

病理検査の結果は、悪性の軟部組織肉腫でした。

術後は、食欲や元気も良好でしたが、残念ながらしばらくしてから再発が認められ、飼い主様とよくご相談させていただき根治目的として断脚手術を再度行う事になりました。

大型犬という事もあり大変な手術となりましたが、レーザーを用い出血を最小限に抑え無事日帰りで手術する事ができました。

術後からしっかりと3本足で歩行する事ができ、食欲や元気も良好で飼い主様も安心された様子でした。

下の写真は翌日の再診時の写真です。飼い主様も手術直後は、肢を切除することに、とても心をいためていらっしゃいましたが、元気に翌日から上手に3本足で歩く姿を見て、安心されているご様子でした。

今後も経過観察は必要となりますが、病気に負けず元気に生活していただければと思います。