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停留睾丸による精巣腫瘍の日帰りレーザー手術をうけられたミニチュアダックス15歳

[2025年11月12日]

今回ご紹介させていただくのは、停留睾丸による精巣腫瘍の日帰りレーザー手術をうけられたミニチュアダックス15歳の男の子です。

市外からご来院されました。

急に食欲が全くなくなり、地元の病院でレントゲンをとってもらったら、大人のこぶし大の大きな腫瘍があるといわれたとのことです。またそちらの病院では手術が高齢の為できないので、手術できる病院を探した方がよいといわれ、当院の日帰りレーザー手術をみつけ手術を希望されご来院されました。

レントゲン、超音波検査、血液検査などを行いお腹の中の腫瘍を確認しました。

お腹の中の大きな腫瘍は、精巣が正常な位置におりずに、お腹の中で精巣が腫瘍化してしまったものでした。

両方の精巣がおりていないため、もう片方の精巣もお腹の中から探し出し、同時に摘出しました。

取り出した腫瘍は10センチ弱の大きな腫瘍でした。重みも400gあり、わんちゃんはだいぶ痩せてしまっていましたが、大きな問題なく無事に摘出できました。

飼い主様がお迎えにみえると自分で歩いて駆け寄っていました。飼い主様も高齢の為とても心配されていましたが、無事にレーザーにて日帰りで帰られました。

 

 

レントゲンに映ったお腹の腫瘍です。

 

摘出した精巣瘍です。