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胆嚢粘液嚢腫による胆嚢切除と肝生検の日帰りレーザー手術をうけられたシーズー14歳

今回ご紹介させていただくのは、胆嚢粘嚢腫による胆嚢切除と肝生検の日帰りレーザー手術をうけられたたシーズー14歳のわんちゃんです。

当院に胆嚢切除手術のご相談でご来院されました。ご来院されたときには、食べることが出来ず、吐く、やせてきた。尿の色が濃いとのことでした。

かかりつけの病院での血液検査の数値はかなり高値になっており、すでに黄疸もおこっていました。

当院でも血液検査、超音波検査、レントゲンなど詳しく検査をさせていただき、胆嚢粘液嚢腫による黄疸がでているものと思われました。かなり衰弱している状態であるのと心臓に雑音もみられ、麻酔をかけるにはリスクがかなりあるため、飼い主様とよくご相談させていただきました。このままほおっておいてもよくならないので、飼い主様も手術をご決断されました。

レーザーを用いて胆嚢切除と肝臓の一部を摘出し病理検査にだしました。

手術は無事におわり入院で様子をみようと思っていましたが、麻酔から醒めても尻尾を振って飼い主様のとことに帰りたそうにしていましたので、入院はせずに通院治療としました。

術後はしばらくの間は、しっかりと食べることができませんでしたが、徐々に血液検査の肝臓や黄疸の数値が下がり食欲も出てきました。今ではお散歩にも行けれるようになりなによりです。病理検査の結果は胆嚢粘液嚢腫と肝細胞の壊死が見られるということでしたので、回復にも時間がかかりましたが、元気になり飼い主様もほっとされてました。