ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、5ヶ月ボストンテリア男の子です。うまれもって、鼻の孔がほとんどあいてなく、このこを引き取られたときに手術が必要といわれていたそうです。

診察させていただくと、軟口蓋も長く、気管の低形成もみられ、呼吸がしずらそうでした。

普段から呼吸音がひどくゼーゼーガーガーといっており、イビキもひどく泡のようなものを嘔吐する事もあるという事でした。

今回は軟口蓋過長症と鼻孔狭窄症の手術と去勢手術を同時に行う事になりました。

CO2レーザーを用いる事で出血はほとんどなく、スムーズに手術を行う事ができます。

今回も無事日帰りで手術を終える事ができました。

術後はのどの腫れもひどくなく、呼吸音はずいぶん楽になりました。

飼い主様も手術前は、月齢もわかく、麻酔や術後の心配をとてもしておられましたが、無事に抜糸をおえると、呼吸がとても楽にできるようになり、いびきもまったくなくなった。夜もすやすや寝れてます。ととても喜んでおられました。

これから夏になりますが、これで呼吸が楽にできるようになり快適に生活していただければと思います。

手術前の写真です。鼻のあながせまくなっています。

御覧の通り、軟口蓋が長く垂れ下がっており気道を塞いでしまっていますので、切除しました。