膀胱結石・乳腺腫瘍切除の日帰りレーザー手術を受けられたミニチュアダックスフンド15歳
今回ご紹介させていただくのは、15歳のミニチュアダックスフンドの女の子です。
血尿がでる、尿がたれながしになるとおむつをしてご来院されました。診察してみると多量の大きな膀胱結石、乳腺腫瘍、副腎機能亢進症、心臓病を患っていました。
この子は2016年にも当院で膀胱結石も手術をして、膀胱から石を取り除きましたが、結石を作らないよう処方食を食べていた間はよかったのですが、飼い主様がフードを切り替えてしまたため、再び膀胱に石をつくってしまいました。
こちらが乳腺腫瘍の写真です。
レーザーで出血なく皮膚を切開したところです。レーザーを用いることにより、出血量が大幅におさえれます。レーザーで乳腺腫瘍を摘出します。
乳腺腫瘍を取り除いた後、膀胱を切開して石をとりだしているところです。膀胱切開もレーザーを用いているので、出血が少ないです。
膀胱からこんなにも大きな石が大量にとれました。
こちらが膀胱に石があるレントゲン写真です。手術前
手術後膀胱の石をとりのこしなく全部摘出しました。
手術後は通院や処方食を食べていかないといけませんが、この子も無事に日帰りで入院することなく帰られました。
翌日も膀胱からの尿漏れもなく尿の回数も減り、血尿もおさまりました。術後は食欲が数日ありませんでしたが、徐々に回復しておちつきました。