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軟口蓋過長症整復・眼瞼腫瘤切除(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは、8歳のパグの男の子です。

左目の下側のふちにできものができたているまた、のどがガアガアいって夜呼吸が止まることがあるので心配とのことでした。

診察させていただくと、左目の下の際に3つの小さい腫瘤が認められました。また呼吸については、軟口蓋という喉の奥の部分が正常より長いために呼吸が苦しくなっていました。

眼瞼の腫瘤は外からみると1か所だけでしたが、よくみてみると内側にも2つあり計3つの腫瘤ができていました。

こちらが喉の奥の軟口蓋が過長している部分で気道の入り口を邪魔している部分です。

今回はこちらの長くなっている部分をレーザーで切除しました。

短頭種ということで麻酔のリスクはありますが、これから先の生活が楽になるようにとオーナー様は手術を希望されましたので、軟口蓋過長整復手術と眼瞼腫瘤摘出を同時に行いました。眼瞼の腫瘤のある部分を切除して縫合しました。

軟口蓋もレーザーにて切除しましたので出血もありません。切除したことにより気道の入り口もよく見えるようになりました。

レーザーを用いた手術により、出血を最小限に抑えて手術時間も短時間で終えることができ、日帰りで行うことができました。

術後は眼の左右差もなく、呼吸もらくになり、夜もガアガア言わずにスヤスヤ眠れてるとのことです。

これからは夏場の呼吸も楽になり快適に過ごしていただけるでしょう。

眼の近くのできものは、はじめは小さくても大きくなると眼球を刺激したり、わんちゃんも気にするようになったりすることもあるため、早めに病院でご相談されることをおすすめいたします。