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軟口蓋過長症・鼻孔狭窄症・去勢(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは、3歳のフレンチブルドックの男の子です。

子供のころから呼吸がすぐに苦しそうになってしまい、寝ている時に呼吸が突然とまり無呼吸の状態になってしまったり、ご飯を食べてもすぐ吐き戻してしまう事がだんだんと頻繁になってきたとの事でご来院されました。

診察させていただくと、鼻の穴がほとんどない状態で、緊張もあるせいか苦しそうに口を大きくあけて呼吸をしていました。

鼻孔狭窄症と軟口蓋過長症があり手術を行う事になりました。また同時にできるならと、今回去勢手術も行う事になりました。

短頭種という事で麻酔のリスクもありましたが、レーザーを用いる事により出血も最小限に抑え短時間で無事手術する事ができました。

こちらが術後の写真です。

長く垂れ下がって気道を塞いでしまっていた軟口蓋を切除し、鼻孔も大きく広げる手術を行いしっかりと気道が確保できるようになりました。

術後は、翌日からすぐに食欲もあり元気な様子をみてオーナー様もとても安心されていました。

暫くは喉の腫れや鼻水などがありましたが、だんだんと落ち着き1ヶ月もたつと元気一杯走っているとの事でした。

術前は呼吸が苦しく走る事もできなかったそうですが、見違えるように動きもよくなり以前との違いにとても喜んでいただけました。

これから夏になりだんだんと暑くなりますが、快適に生活していただけると思います。