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乳腺腫瘍・体表腫瘤・歯石取り(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは、16歳のミニチュアダックスフンドの女の子です。

数か月前にお乳にしこりがある事に気づき、かかりつけの病院へ行ったそうですが、血液検査で問題が見つかり手術ができなかったそうです。

だんだんと大きくなってしまい、足を引きずるようになってしまったとのことで、何とかならないかと岐阜県からご来院されました。

診察させていただくと、お乳の下あたりに握りこぶしよりも大きな乳腺腫瘍ができてしまっていました。

重みで垂れ下がり、うまく歩けなくなってしまっていました。

腫瘍が肥大しすぎて陰部をまきこむところまできてしまっており、さらにかなり痩せてしまっており血液検査の値も悪く、重度の貧血状態と、白血球がかなり高くなっており体調も万全ではありませんでした。

しかし、いつ腫瘍が裂けてしまってもおかしくない状態で、このままでは体調も悪くなる一方でしたのでよくご相談させていただき手術を行う事になりました。

腫瘍がかなり大きく、大変な手術となりましたが、レーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え無事手術する事ができました。

こちらが手術後の写真です。通院では治療用のレーザーをあて、炎症を抑え、傷の治りをはやめます。

御覧の通り、腫れや出血もありません。

こちらが切除した腫瘍です。3キロちょっとの小さな体に約450gの大きな乳腺腫瘍ができていました。さぞ重かったことでしょう。

術後は回復が心配されましたが、術後当日はずっと寝ていたそうですが、翌日からすこしずつ食べだし、再診の時には、元気に尻尾を振ってくれます。その様子をみてオーナー様も安心された様子でした。

これからも病気に負けず元気に長生きしてもらいたいと思います。