ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、17歳のミックス犬の男の子です。

以前から脇あたりにしこりがあり、様子をみていたところだんだんと大きくなってしまってはじけてしまいそうなので、手術でとれないかとご相談にみえました。

こちらがご来院時の写真です。

こぶしほどの、大きなできものができてしまっています。

かなりの高齢と言う事で足腰も弱ってきているので、オーナー様も麻酔等に不安があったそうで手術を迷っていたそうです。

レーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え短時間で手術を終える事ができました。

こちらが手術直後の写真です。

出血や腫れ、赤みもなくとてもきれいです。腫瘍は１０センチほどまで大きくなってしまっていました。

数時間後には自分で歩いて帰宅する事ができオーナー様もとっても安心されていました。

こちらが手術後の写真です。

毛もしっかりと生え、手術した事がわからないほどになりました。

これからも病気に負けず元気に長生きしてもらいたいと思います。

病理検査の結果は悪性の軟部組織肉腫でした。軟部組織肉腫は中年~高齢犬の皮膚・皮下腫瘤の多くを占める腫瘍で、特徴として局部浸潤性が強い傾向があります。今回病変の摘出は完全との結果でしたが、今後も定期的な経過観察が必要となります。