ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、12歳の20Kgのフレンチブルドックの男の子です。

皮膚炎と前立腺肥大を主訴にご来院されましたが、その際の診察で軟口蓋過長症と会陰ヘルニアも併発している事がわかりました。

ホテルなどにも預けた事がないそうで知らない場所にいると興奮してしまい吠えっぱなしになってしまったりチアノーゼになってしまうと言う事で手術・入院に不安を持たれていました。

また、当院でも喉をガアガアとならしよだれを垂らしてとても呼吸がくるしそうでつらそうでした。

レーザーを用いる事で日帰り手術が可能であることなどを説明させていただき手術を行う事になりました。

こちらが軟口蓋を切除した直後の写真です。

出血や腫れもなくとてもキレイです。

レーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え、軟口蓋過長症・会陰ヘルニア整復・結腸固定・去勢手術・歯石取りまで同時に行う事ができました。

こちらが会陰ヘルニアの術後の写真です。

腫れや赤みもなく傷もきれいです。

ただ術後はストレスのせいか食欲がすぐには戻らず、点滴等必要となりましたが、徐々にしっかり食べれるようになり便もしっかりとでるようになりました。また全身にあった皮膚病もよくなり、飼い主様も安心されたご様子でした。

また、呼吸の方も今までのいびきがなくなり、寝ている時は生きてるのか心配になるぐらいとおっしゃられていました。

これからも元気に長生きしてもらいたいと思います。