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声帯切除(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは

12才の柴犬の男の子です。

痴呆なのか夜中吠えっぱなしになってしまって泣き止まないでいるとの事で声帯の手術をご希望されご来院されました。

今まであらゆる薬など色々と試されたそうですが全く効かず、近所の人たちにも迷惑がかかってしまっており、とてもお困りの様子でした。

食欲や元気はあるのでじっくり話し合いをさせていただき、今後も一緒に生活していくために声帯の手術を行う事になりました。

高齢で、さらに不整脈もありオーナー様も心配されていましたがレーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え日帰りで手術ができました。

手術後は食欲、元気もかわらず手術部位も気にする様子もなくとても順調です。

認知症などによる夜鳴きは内服などで症状が改善する場合もありますのでまずは環境を変えてみたり内服を試したりしていただくのがベストです。それでも改善されずこのままでは一緒に生活ができなくなってしまう場合は、最終手段として声帯手術を行うケースがあります。なるべくなら、手術をせずに環境の改善でおちついてくれるのがベストです。

今後はオーナー様も安心して一緒に生活する事ができるようになりほっとされているご様子でした。