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胃内異物・腸内異物

異物を食べてしまった場合、小さくて安全なものの場合は便として出てくる事もありますが、大きいものや細長いもの、鋭利なものなど形や成分によっては胃や腸を傷つけてしまったり、詰まってしまったりします。

特に長いタイルやヒモ状のものは腸や胃を傷つけてしまうので、要注意です。

胃や腸を傷つけてしまい、穴が開いてしまったりすると腹膜炎などを併発し命にかかわります。

異物の症状としては、吐く、食欲がなくなる、発熱などがあります。

今回ご紹介させていただくのは

7才のゴールデンレトリバーの子です。

食欲がなく、何度か嘔吐している、との事でご来院され、手術をしました。

開腹してみると、胃~腸にかけて大きなタオルや長いヒモなどが詰まっていました。

ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどの大型犬の子は口も大きく、人間が考え付かないようなものまでたべてしまいます。

当院でもテニスボールや軍手、タオル、くぎ、電池、大きな石、女性の生理用品など様々なものを、たくさんの子から取り出しています。

ボールや軍手をなげて遊んで口にくわえている時にオーナーさんに取られたくなく思わずそのまま飲み込んでしまったりなどと言う事もめずらしくありませんので、くわえている物を離したがらないときは無理に取ろうとせず、おやつなどを見せて口を開かせた時に、取るようにして下さい。

名古屋市 昭和区 動物病院 

動物レーザーセンター