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腫瘍切除の日帰りレーザー手術を受けられた日本猫4歳男の子 

今回ご紹介させていただくのは、日本猫4歳女の子です。

以前より、細菌性膀胱炎を繰り返しおこしていました。治療するたびによくなったり悪くなったりで、排尿痛もありました。

 

何度か内科治療を試みましたが、あまりに再発するために精密検査をしたところ、直腸検査で膀胱の後ろ側にしこりを発見しました。超音波検査でも骨盤内に腫瘤があることがわかり、針細胞診を行いました。

 

細胞診の結果、上皮性の腫瘍の疑いがあるとのことで、今回切除手術をすることになりました。

場所が骨盤の中にあるために通常のお腹からの切除ができないため、会陰部(肛門と陰部の間)から切開していき腫瘤を切除するようにしました。

実際に腫瘤の場所が猫の副生殖腺の位置にあった為、尿道を一部切断せざるを得ませんでした。

腫瘤を切除し、尿道を吻合して手術を終了しました。

 

術後も経過順調で、排尿も無事にうまくいっていて最終的に抜糸まで行えました。

複雑で難しい手術でしたが、術後の問題もなく治癒しました。