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左前肢断脚(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは、7歳の男の子の猫ちゃんです。2カ月前からびっこをひきだしている、関節炎の治療を続けているがよくならないとのことでご来院されました。診察させて頂くと、左ひじが野球ボールのように大きくはれ上がりレントゲンを撮ると、肘の骨が広範囲にすでに破壊され骨融解をおこしとてもあしをつける状態ではありませんでした。これまでよくこの痛みに耐えていたと思います。このまま痛みが続く状態はみていられないこともあり飼い主様とよくご相談の上、左腕の断脚手術をすることとなりました。初診時の問診で暴れてレントゲンとか無理だと思います。大暴れして他の先生もけがされているので気を付けてください。とのことでしたので、こちらも心配しましたが、当院ではとても大人しく、怒ってパニックになることもなっかったです。手術後も帰ってからごはんも食べれて元気だったとのことです。トイレも3本脚で立っていけましたと飼い主様も安心されていました。無事に抜糸もすみなによりです。猫ちゃんはわんちゃんよりも柔軟性が高く、3本脚になったとしても器用に歩けることがほとんどです。

ただ病理検査の結果は滑膜肉腫という悪性の腫瘍の可能性が高いとのことでしたので、経過観察が必要となります。