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乳腺腫瘍(日帰り手術)

今回ご紹介させていただくのは、16歳の女の子の猫ちゃんです。

甲状腺機能亢進症という持病をお持ちの猫ちゃんです。1年ほど前に当院で乳腺腫瘍の手術をしたネコちゃんです。その時の病理検査の結果は乳腺腺癌でした。その後は局所再発や肺転移もなく無事に1年過ごしていましたが、今回新たに別の乳腺にしこりができ、液体が溜まるようになってしまいました。飼い主様も16歳と高齢なことと手術にたえれるかとても心配されていましたが、よく相談の上手術をすることとなりました。

今回は前回よりも腫瘍が大きくはびこっていて固着がひどく手術は大変でしたが、無事に麻酔からもさめ日帰りで帰られました。このねこちゃんはとても神経が細やかな猫ちゃんで、とても入院ができる子ではありません。なかなか私たちも簡単に触れることができないですが、お母さんにはとてもなついているかわいいねこちゃんです。

今回の病理検査の結果も残念ながら乳腺腺癌でした。これからも局所再発や遠隔転移である肺転移に注意して経過をみていく必要があるでしょう。