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軟口蓋過長症・鼻孔狭窄症(日帰り手術)

今回ご紹介させて頂くのは、4歳のブルドックの女の子です。

少し歩いたり、緊張したりするととても呼吸が速く苦しくなってしまい困っていると言う事で三重県からご来院されました。

お電話で連れて行くのもチアノーゼが心配だが、このまま過ごしていくのも心配とのことでした。

過去にも何度もチアノーゼになってしまい酸素室などに入れてもらった事もあるとい事でした。

ご来院いただいた際も、待合室で待っているだけで見る見るうちに呼吸が速くなりガーガーと大きな音をたて苦しそうに呼吸をしていました。

そしてみるみるチアノーゼ状態に陥り、病院ですぐに緊急治療になりました。

急いで酸素室に入れ注射をし、落ち着いたタイミングを見て手術を行いました。

麻酔をかけてしっかりと喉の奥を見ると、軟口蓋がかなり分厚く大きく垂れ下がり気管を塞いでしまっていました。

また鼻の穴も線のように細くスムーズに呼吸ができない状態でしたので、今回は同時に鼻の穴をひろげる整復を行いました。

術後はくちをとじて鼻呼吸もスムーズにできるようになり、夕方には飼い主様にお迎えに来ていただき日帰りで手術を終える事ができました。

術後は三重県のかかりつけのお医者さまと連携をとらせていただきました。

術後は、呼吸も落ち着いて出来、鼻からもしっかり呼吸ができるようになったとご連絡いただきました。

これからますます暑くなり、短頭種には特につらい時期になりますが、これからは呼吸もスムーズにでき今までよりも快適に生活していただけると思います。

これからも元気に長生きしてもらいたいと思います。お父様がとっても大好きなブルちゃんでした。