肛門周囲の腫瘍(肛門嚢腺癌)切除の日帰りレーザー手術をうけられた9歳ミックス犬の女の子
今回紹介させていただくのは、肛門周囲の腫瘍の日帰りレーザー手術をうけられた9歳ミックス犬の女の子です。
肛門の横に腫瘍ができていたが、かかりつけで高齢でリスクがあるので、よく考えた方がいいといわれそのまま経過をみていたらとても大きくなってしまい手術を希望されご来院されました。お電話では肛門の左真横に2-3センチほどとおっしゃられていましたが、実際に診察させていただくと時計の3時から12時まで腫瘍が浸潤しており、大きさは9センチ深さは5センチにもなっていてお尻がおおきく腫瘍で張り出ていました。
3歳から持病で立つことができないそうで、呼吸もしずらく姿勢をかえるとチアノーゼになってしまう子でした。
ただこのままほかっておいても腫瘍がどんどん大きくなっていってしまうので、レーザーにて手術を行うこととなりました。
腫瘍は膣壁や直腸壁にも癒着しており、切除するのにかなり時間がかかりましたが、何とか無事に摘出し手術をおえることができました。
病理検査の結果は、悪性の肛門嚢腺癌でしたので、これからも腫瘍の再発、遠隔転移に注意が必要です。ただ腫瘍は取り切れているとのことでしたのでとてもよかったです。
レーザーを用いて手術を行っているので、出血量はだいぶ抑えられていると思います。
術後は入院することなく、飼い主様に抱っこされてほっとした顔で帰られました。術後は便もスムーズにだせて、元の正常なお尻に治り、飼い主様にも本当にこちらに来てよかった。すこしでも長くいかせてあげられると喜んでおられました。


取り出した腫瘍です


手術後です



術後 飼い主様に抱っこされて帰宅するわんちゃん。















